葉山在住のぺりおです。この記事ではリモートワークを3年経験し実施状況と、その感想をまとめました。リモートで働いてみたいと思っている方などのお役に立てればと思います。
コロナ禍に急速に浸透したリモートワーク(在宅勤務・テレワーク)。自分の会社は幸運にもコロナ禍期間100%リモートワークが許可され、会社に3年間行かない日々が続きました。
コロナ後の現在は週2、3回のリモートワークが続いています。
僕はいつもみんながいてくれて嬉しかったニャン。チュールいつでもおねだりできるからニャン
通勤片道2時間かかる葉山在住の我々一家にとっては、棚からぼたもち状態でしたが、それなりに大変だったこともあります。
3年間のリモートワークを経験したまとめの記事です。
リモートワークの実施状況
総務省のデータによると民間企業でのテレワーク実施の割合はコロナの緊急事態宣言の後で38.5%とのことです。大企業であれば69%がテレワーク実施ということなので、多くの人が在宅で働く経験をしているということになります。
私の会社はアメリカの企業でバックオフィス系(営業職や倉庫関係以外の事務仕事)は、ほぼ100%在宅での勤務が許されました。
コロナ後は頻度は減っているものの、オフィス勤務と在宅勤務を混ぜた“ハイブリッド“の働き方を導入している企業が外資系には多いです。完全リモートワークを実施ている企業も引き続きありますが、少数派になってきました。
テレワーク メリット・デメリット
私が考える在宅勤務良いところ、悪いところを挙げたいと思います。
メリット
1 通勤時間の節約→時間の有効活用
2 仕事に集中できる(人に話しかけられない)
3 会議室予約、アレンジ不要。会議室に移動する時間もゼロ。
4 用事があればチャットをして短時間で電話にて用件を終了できる
上記に挙げたように、あらゆる無駄な時間を排除できます。かなり生産的且つ効率的な時間の使い方ができます。
デメリット
1 人と人とのつながりが希薄になる (雑談がなくなる)
2 チームの人が何をやっているか把握しづらくなる
3 自宅に働くスペースがない家庭が多い
4 メリハリがなくなり長時間労働になりやすい
在宅勤務になっても、会議の数が減るわけではなく、むしろ自分の場合は3倍くらいに増えました。Outlookのカレンダーはいつもブロックゲームのように、会議が連なっています。
多い時は1日10個くらいの会議が立て続けに入ってきて、不要と思う会議は問答無用で断らないと会議で1日が終わってしまいます。
せっかく通勤時間がなくなったのに、その代わりに仕事が増えてしまい、出勤していた時よりも労働時間が増えてしまった時期がありました。
また、リアルの会議では始まる前に、必ず雑談時間がありましたが、リモート会議だとすぐに会議の議題の話に直行しがちです。
そうすると人間同士のつながりが希薄になり、もはやビジネス以外の話題で会社の人と何を話していいかもわからなくなってきます。
私はリモート会議の最初の数分くらいは意図的に雑談を入れるように試みています。自分のことを話すと人は自然と笑顔が出てくるものだなと感じます。
わたし流 在宅勤務の取り組み方法
場所の確保・機材の用意とセットアップ
場所
在宅勤務をコアラ(旦那さん)と始めるにあたり、書斎のない家だったので仕事場を新たに確保する必要がありました。
自分は1階で、寝室のベッドをずらして、そこに小さな机と棚を押し込んで、秘密基地を作りました。そこで籠って仕事をすると集中することができました。
コアラの仕事場は2階のリビングの一角に大工さんに作ってもらいました。工務店にお願いして、コロナで閑散期なので特別に10万円で作ってもらいました。なかなか居心地良さそうです。
リモート会議が重なってしまった時も1階と2階でヘッドセットをして行っていたので、気になりませんでした。
機材の用意とセットアップ
わたしの仕事はExcelを非常にたくさん使うので、大きいモニターが必要で、ネットで調達しました。3万円くらいだったと思います。最近の機材は安価です。
その他、ノートパソコン用の台と、ワイヤレスキーボード、リモート会議用のヘッドホン、顔うつりを良くするためのカメラなどの小物を買いました。合計してもそんなに高額にはならずに済みました。
立って働ける環境づくり
長時間の会議に耐えるために、立って働ける環境を整えました。座っても、立っても仕事が出来るのは重要だと思います。
つまらない会議に出ていると眠くなりがちです。また座りっぱなしですと健康にも良くありません。ということで一石二鳥の立ちながら仕事をする、はリモートワークでは必要だと思います。
昇降する机の導入を考えたのですが、わたしは単に机の上に台を置いて、そこにキーボードを置き、カメラも外付けでつけることによって角度を調整できるようにしました。
立ちながらのデスクワークは本当におすすめです。
チームの管理
リモートで働いていると、チームの人たちが何をやっているか分からない、本当にちゃんと働いているか心配、そして管理できないという声を聞きます。
自分の会社は完全成果主義でしたので、仕事の目標があり、目標に対する成果物が評価の全てになります。リモートでもオフィスでも基本一緒です。
自分のチームでは週1で進捗チェック会議をやっていまして、自分がやるべきこと、その進捗をチームみんなで報告します。それによって、ちゃんとやっていない人は明確になってしまいます。
基本的に在宅勤務でうまくサボっている人はいるかもしれませんが、それは結果を出せている人だけになります。そうでない人は遅かれ早かれ、退場していきます。
ということで、わたしは在宅勤務によるチームのパフォーマンス低下の心配をしたことがないです。
余暇の活用方法
在宅勤務によって時間の余裕ができました。その余暇を使って、新たな事を始められました。
わたしの家では、コアラ(旦那さん)が在宅勤務になって以降、料理を始めました。Youtubeを研究し、全く料理ができなかったコアラが、今ではプロ並みの料理人に成長しました。
いつか葉山で洋食屋さんを出すのが夢です。
わたしはこの期間を使い新しい資格 CIA(Certified Internal Auditor-公認内部監査人)にチャレンジして合格することができました。
ちょうど新しい部署に異動になり、その分野で必要だった資格取得のための専門学校にリモートで通いました。完全オンラインの授業です。9ヶ月くらい懸命に勉強をして資格を取得できました。
リモートの環境とコアラのサポートがあったからこそ出来た事でした。本当に感謝しています。
資格取得に関しての詳しい記事は後ほど書きます!
在宅勤務はこのように人生の新たな楽しみ、生き方が見つかるきっかけをくれる素晴らしいものだと思います。
アフターコロナ ハイブリッドワークの幕開け
私のアメリカの会社はコロナが5類になってから、社長がフルリモート禁止、会社に3日はくるべし!と発表し、フルリモートの時代が終わりました。ハイブリッドワーク(オフィス勤務とリモートワークの混在)の幕開けです。
会社に行かなくてよかった3年間、本当に幸せでした。会社にも感謝しています。ありがとうございます!
ハイブリッドになってから、特に会議が変わりました。
今まで皆が在宅勤務だった際は個人のパソコンから、TeamsやZoomにログインして、個人のヘッドセットで発言するので声は聞きやすかったです。
ハイブリッドになると、オフィスから会議室で出る人は会議室の代表電話や代表パソコンを使いTeamsにログインし、音声源、カメラが一つになります。
すると、会議室で行われている議論が聞きづらく、一人一人の表情も見えないので、個人で家から出ている人たちは話についていけません。結果発言も控えるようになったりします。
会社もこの状況を改善するために、リモート会議に対応した会議室を作って、良い音響設備やモニターを導入した会議室を用意しました。
しかし、高度な機器の設定ができないおじさまおばさまが殺到して、会議の最初の30分が設定で終わる、なんてことが多発しました(冷汗)
ハイブリッドでの働き方も、まだ始まったばかりです。うまくオフィス勤務と在宅勤務が共存できるようなテクノロジーが開発されることを切に願いします。
まとめ
以上葉山で在宅勤務を3年経験し、その実情と感想についてでした。私は在宅勤務がない会社にはもう勤められません。それほど在宅勤務の虜です。
ただ、たまに会社に行くとオフィスに行くのも良い息抜きだとも思いますが、本当にたまが良いです。
在宅の良いところ悪いところを理解した上で、生産性を上げていく仕事を心がけたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ぺりでした!