葉山のぺりぺりです。大手外資系企業ファイナンスで20年間お仕事をしてきました。
近年人員削減の傾向が止まらず、色々なお仕事が毎年消えています。
外資系企業ではシェアードサービス化が進み日本のオフィスからアカウンティングの仕事が消滅しています。
日本語の上手な中国人アジア人がたくさんいますし、日本に特化した仕事でなければ英語での業務が海外からでもできます。
外資系企業ではアカウンティング部門から脱出をする人たちが増えています。
脱出先はファイナンス部門が人気です。
今回の記事では外資系企業でアカウンティング部門が消える現象と、ファイナンス部門への異動を進める理由についてお伝えしたいと思います。
アカウンティング部門シェアードサービス化の波
外資系ファイナンス部門に大きく分けて二つのファイナンス部門が存在します。一つ目は経理(アカウンティング)二つ目は ファイナンス部門です。その中のアカウンティング部門が日本からドンドン消えています。
ファイナンスの部門って何?
アカウンティング部門はいわゆる経理の部署で、すでに起こった企業活動を正確に記録して財務諸表を作って正確性を担保する部署になります。
ファイナンス部門は将来の数字をビジネスパートナーとして一緒に作っていく部門になります。日本の会社にはほぼ存在しない部署になります。 私は長年ファイナンス部門で働いてきましたが、パートナーとして会社の数字をよくしていける部門なので非常にやりがいがある部門です。
アカウンティング部門のシェアードサービス化
外資系企業はアカウンティングをシェアードサービス化するところが多いです。理由としては日本で行う必要がなく、海外から一括して行う方が効率が良いからです。
シェアードサービスとは、日本や他の国で行なっている支社の作業を一箇所でまとめて行い効率化を図るシステムです。
多くの外資系企業の経理業務や、人事機能、IT部門などはシェアードサービスが進み、中国、インド、フィリピン、ベトナムなどアジアの国から集中的に業務が行われて、各国から人員が削減される傾向があります。
私が経験してきた会社もアカウンティングがシェアードサービス化されていないところは皆無でした。最初は部署があったけれども突如シェアードサービス化が発表されて日本の人員が消えていきました。
日本で生き残れたとしても日本の特有な処理を担当する人員だったり、シェアードサービスを監督、コントロールする少数の人しか生き残れません。
そこで生き残れても、アカウンティング関連の別のポジションは他にないので、次の異動先もなく、将来性が薄い職種になってきています。
よって外資系企業の日本支社で仕事をするのであれば、アカウンティング部門は仕事がなくなるリスクが高いと言えます。
ファイナンス部門へ脱出しよう!
アカウンティング部門で働く人たちは、ファイナンス部門に異動することをお勧めします。
ファイナンス部門は主に将来の数字を作成し、その将来の目標を達成するために経営陣と一緒に行動する役割を担います。この職種はシェアードサービス化は難しいので、日本に残る傾向があります。
ファイナンス部門は経営陣と共に仕事をします。日本支社の経営陣は日本に在籍している人がほとんどです。日本にいるビジネスパートナーと並走して数字を改善していく役割を担うファイナンス部門は日本に必要だと考える企業が多いです。
ファイナンス部門はアカウンティングの知識がないとできない部門です。その知識がベースとなって経営陣と一緒に改善活動ができるのです。専門知識をすでに要している人員はファイナンス部門には異動しやすいでしょう。
過去の数字を取り扱う仕事ではなく、未来の数字を作っていくファイナンス部門は、かなり難しくチャレンジングな仕事ですが、やりがいも大きいです。
外資系企業のファイナンスを今から目指すのであれば、迷いなくファイナンス部門を目指してください。
まとめ
以上、外資系企業のファイナンス|シェアードサービス化で日本から無くなりそうな部門はアカウンティング をお伝えしました。
外資系企業のでシェアードサービス化の流れは止まりません。アカウンティング部門は外資系の日本支社では消滅していくでしょう。よって未来の数字を作るファイナンス部門で働くための専門能力をつけて異動しましょう。
しつこい力💪は人生を切り開く。外資系企業で生き残るのは専門知識があっても難しくなっています。変化の流れを読んで柔軟に対応していける者のみが勝ち抜けます。
みんなで良い人生にしましょう〜。
ぺりぺりでした!