葉山のぺりです。
葉山にきてから薪ストーブ生活を始めました。薪ストーブの魅力と、メンテナンスの仕方、薪の仕入れ方など解説していきます。薪ストーブ生活をしたい方必見です。
薪ストーブ導入の背景
我が家では幸いにも中古住宅の売主さんが薪ストーブを設置してくれていました。私の実家の白馬にも薪ストーブがあるので始めやすい環境が整っていました。
葉山の冬と薪ストーブ環境
葉山の冬は東京と大体同じくらいか1、2度暖かい気温です。基本そこまで寒くはなりませんが、冬のお日様が当たらない日や、曇り、雨の日は、それなりに寒くなります。
我が家では外が5度位になり、家の中が15度以下くらいの日に薪ストーブを焚くことが多いです。
葉山の私の地域は比較的ご近所との距離が遠いです。東京のようにベッタリと家と家が密接している環境でなければ、薪ストーブを持ち易いです。
薪ストーブは煙が出ます。煙がご近所の外で洗濯物をほしている方に流れて行ったら大変です。基本的に晴れの日は薪ストーブを焚かないようにしています。
薪ストーブの魅力と注意点
薪ストーブのメリット、デメリットには以下のようなものがあります。
メリット
炎に癒し効果がある
部屋全体が暖かくなる
家族とのコミュニケーションが増える
キャンプに行かなくてもキャンプ気分が味わえる
デメリット
薪が高い
メンテナンス、掃除が大変
煙臭くなる(不完全燃焼させると特に匂いが出ます)
薪を燃やすと二酸化炭素を放出するため、環境に悪い
我が家では、寒い日のみ限定で使っていますので、メリットがデメリットを上回ります。 寒い地域での導入をお考えの場合は、薪の調達が一番のネックになるでしょう。 デメリットのさらなる考慮が必要です。
メンテナンス、掃除については詳しく後述したいと思います。
火の付けやすさは薪で決まる
火をつけるのに最初は非常に苦労しました。色々研究したのですが、結局簡単に燃やす方法は乾いた木を使うということに限ります。
水分量が少ない乾いた木を使えば、どんな方法でも簡単につけることができます。普段から薪の保管に雨を防げる場所を確保しましょう。
薪をくべる時は、細い木を一番下にセットし、その上に太い薪を2、3本くべます。太いまきは空気の循環が良くなるように、間を開けて並べます。
細い木の下に着火剤を押し込んで、火をつけます。細い木に火がつき、太い薪に点火すれば成功したと言えます。火が弱くなってきたら太い木を追加していけば安定的に火を燃やすことができます。
最初は火を点火するのに苦労しました。水分量の多い薪を使っていたからです。変な煙ばかり出てちっとも火がつきませんでした。今は一発でつきます。(自慢です💦)
薪の保管の仕方
薪は少なくとも半年の乾燥期間が必要です。乾いた薪を買ってきても、家での保存状態が悪いと雨や朝露で湿った薪になってしまいます。
薪は家の軒先で雨が吹き込みづらい風通しの良い場所に置きます。 日当たりが良ければ尚良いです。 軒先がなければ、薪小屋をDIYしてもいいでしょう。 屋根さえあれば大丈夫です。
地面に直置きは避けてください。 ブロックに板や木を置きその上に薪を積み上げましょう。 保管場所が限られると思いますので薪を上手に積み上げましょう。 縦横に段々に積み上げるといいみたいです。
葉山は虫が沢山います。 薪にヤスデや、ゲジゲジ、ムカデ、蜂、蜘蛛などあらゆる虫が付きますが、薪を使用するのは冬なので、それらの虫は冬になるといなくなるので大丈夫です。
うちでは薪からヘビの抜け殻が出てきてびっくりしました。 夏は注意が必要です。
冬は蜘蛛、カメムシには注意が必要です。家に入り込んできます。
葉山人は良い人なので、基本心配ないとは思いますが、放火などの悪戯に遭わないように気をつけたいです。 外部から人が簡単に入ってこれないような位置に薪は保管した方がいいです。
本当に日本は安全で素晴らしい国ですよね〜。
掃除やメンテナンスの仕方
毎回の掃除
掃除はやっぱり面倒臭いです。ストーブを使った翌日に必ず掃除が必要です。 大体15−30分くらい時間が必要でが、慣れればなんてことないです。
翌日ではなくその日のうちに掃除したらもっと簡単に掃除できます。
毎回の掃除を怠ると薪ストーブのガラス面に付着するヤニが取りづらくなります。 ヤニがついたままストーブを燃やすと炎が見えづらくなりますし、汚れがさらに付着するので負の連鎖になります。 必ず毎回掃除しましょう。
掃除の方法は色々やり方がありますが、自分の方法をお伝えします。
具体的な掃除方法
用意するものは、ウエットティッシュ、キッチンペーパー、スーパーのレジ袋、軍手、ストーブ用のスコップです。
- ウエットティッシュに燃えカスの灰を付けます。(これがキーポイントです)
- 灰付きのウエットティッシュでヤニのついたガラス面を擦ります。綺麗になるまで拭きます。
- 最後にキッチンペーパーでガラス面を乾拭きます。
- 燃えカスの灰をシャベルで集めて、スーパーのレジ袋に入れます。
以上です。ウエットティッシュに灰をつけて擦ると不思議にヤニが取れます。研磨剤の役割を果たしてくれるからです。
掃除は慣れれば15分くらいで終了できるでしょう。灰は庭の植木に撒けば栄養になります。難しい場合はゴミで出しましょう。(地域のごみ出しルールに従ってください)
年次メンテナンス 煙突掃除
薪ストーブを頻繁に使う方は年次メンテナンスを行ったほうがいいでしょう。それほど使わない人は、2年や3年に一度でもいいと思います。
煙突掃除は基本自分で行えます。煙突まで自分で到達できるのであれば、自分で出来ます。屋根が高い場所にあり危険な場所は煙突清掃の業者がいるので、利用しましょう。
但し外注すると高いです。3万円位取られます。作業としてはいたって簡単なので、ぼったくりに思えてしまいます。
うちの実家の薪ストーブは高いところに煙突があるので、高所作業車を時間借りして、父が自ら煙突掃除やっています。その方が安いみたいです。
我が家は簡単にベランダから屋根へ登ることができるので、自分で掃除しています。 煙突掃除用の長いブラシを使用して燃えかすやススをストーブ内に落として綺麗にすれば完成です。
1時間くらいで行うことができるでしょう。掃除用ブラシはアマゾンなどで安価で売っています。
薪の仕入れ方法
薪の仕入れ方法は色々あります。買ってくるか、自己調達するかの2択になります。その他は誰かに薪をもらう、です。かなりラッキーなケースで、自分はそのラッキーな人です。父から薪をもらっています。
ほとんどの方が買ってくるオプションを選ぶと思います。その場合はやすい調達方法を探しましょう。メルカリやホームページで、大量の薪を一度に持ってきてくれるサービスがあり比較的安く買えるところがあるようです。
我が家では実家の父が自分で木を調達して、自ら薪を作ります。とんでもない労力と時間がかかる作業で、普通の人はできないと思います。
父はまずタダで木を提供してくれるところを探し、長野のりんご農園に木を伐採してあげる代わりにタダで木を持って行って良いという所を見つけました。
その木を家まで持って帰ってきて、薪にしていきます。 木はとんでもない重さです。運ぶのは力がいります。
チェーンソーで小さく切り、その後メルカリで購入した薪を切るマシーンで細い薪にしていきます。
マシーンがあっても力が必要ですし、マシーンを使えない木は斧で作業します。とんでもなく疲れる作業です。
うちは父のお陰で、安い良質の薪が手に入ります。 父は努力の人だからこそ、自分で調達することができています。自分にはとてもできません。
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煙が部屋の中に逆流 回避方法豆知識
薪ストーブを使用する際、換気扇をつけると薪ストーブ内の空気が引っ張られて、煙が家の中に充満することがあります。 換気扇の使用は控えた方がいいでしょう。
換気扇をつける場合は、部屋を密室状態にするとダメです。空気穴を開放しておけば大丈夫です。
自分も最初の頃、煙が突然煙突の節々から部屋の中に流れてきて相当焦りました。薪ストーブが壊れた〜、と絶望しましたが、換気扇を消しあっさりと解決しました。
まとめ
以上薪ストーブの魅力やメンテナンス方法についてでした。 薪ストーブがある生活はいいものです。ゆらめく炎に身を任せ、お酒を飲めば最高です。
人はなぜ薪ストーブが好きか、それは非現実を味わうためだと思います。よって毎日燃やすというよりはたまの極上を味わいたいです。
皆さんも是非薪ストーブ生活始めてみてください。
ぺりおでした!