葉山のぺりです! 大手外資系企業ファイナンスで20年間お仕事をしてきました。
会社員の皆さんに質問です! 2024年6月スタートする定額減税を知っていますか? ニュースで話題になっているので知っている人は多いのではないのでしょうか。
では、いくら、いつもらえるか知っていますか? これを知らないと、ただ単に残高が微妙に動いたな〜、でやり過ごしてしまい、結局知らない間にお金を使ってしまった、ということになってしまいます。(答え4万円です!)
のほほんと暮らしているとお金は増えません。知ることによって、お金をコントロールしてお金を守り増やしましょう。 その為に一緒に勉強していきましょう!
今回は定額減税を学んで、ここから出た益を確実に自己投資や投資に回しましょう。
自分のお金を守るために「定額減税」の勉強をしよう!
「2024年6月スタート!定額減税」について以下の項目で勉強していきましょう
- 定額減税って何? なぜ始まるの?
- 対象期間はいつなの?
- 対象者は誰?
- いつ払い戻しなの? 実例で紹介!
それでは詳しく見ていきましょう!
定額減税って何? なぜ始まるの?
定額減税とは1人あたり年間4万円、所得税と住民税を減税してくれる制度です。所得税3万円、住民税1万円の合計4万円です。
給与所得者の場合は、月々の給与から天引きされている所得税と住民税から減税されます。つまり給与の天引きが減ります!
導入の背景は、昨今の物価上昇による家計負担の軽減だそうです。政府の所得税の税収が2022年で増加した背景もありそれを国民に還元するとのことです。
いろいろなものが高騰していますからね。直近では電気代がちょうど2024年の6月から政府の補助金取りやめにより値上げされます。
標準的家庭で電気代は1ヶ月400円値上げとのこと。12ヶ月で4,800円ですから、定額減税4万円の13%くらいは電気代で消えてしまいますね。オール電化の家だと夏のピークシーズンでは昨年より1ヶ月5千円アップとの試算もあるようです。
この4万円の定額減税が浪費に消えてしまわないように、管理しましょう!
対象期間はいつなの?
対象期間は2024年のみです。残念ながら、ずっとは続かないようです。
減税対象の所得の期間は、所得税は2024年1−12月分、住民税は昨年分にかかってくる税金なので2023年の1−12月分ですが、減税は定額で所得に準じて増減はしないので、対象期間はあまり意味がないですね。
支払いのタイミングはこれまたややこしいんです。多くの場合は 2024年の6月に給与天引きから差し引かれる、残った部分は翌月繰越となります。
詳細は以下の通りですが、難しいですよね!! 実際の例を使って下で説明します。
減税対象者 | 所得税減税の期間 | 住民税減税の期間 |
給与所得者 | 6月から減税※引ききれない分は翌月以降に繰り越し | ・6月分は住民税徴収なし・7月以降の11ヶ月間で減税分を均等し徴収 |
事業所得者不動産所得者 | ・原則25年3月の確定申告時・前年所得などを基にした納税額が15万円以上の人は「予定納税」時(7〜9月・11月) | 6月徴収分から減税※引ききれない分は次回の8月以降に繰り越し |
年金所得者 | 6月支給時の源泉徴収額から減税※引ききれない分は次回支給時の8月分以降に繰り越し | 10月徴収分から減税※今年8月徴収分までの税額が既に確定済※引ききれない分は次回の12月以降に繰り越し |
対象者は誰?
定額減税の対象者は、納税者本人とその扶養家族です。ただし年収2千万円超の人は対象外です。まあ、そうですよね… …
また住民税、所得税を納めていない低所得者も対象外ということになります。ただし、低所得者向けの支援策が定額減税とは別に用意されるとのことです。
いつ払い戻しなの? 実例で紹介!
定額減税は合計4万円、所得税3万円、住民税1万円です。納税者本人とその扶養家族が対象になります。いつ戻ってくるかは、細かい計算があるんで、下記を見て欲しいのですが、今年だけの施策になりますので、覚えてもあまり意味がないですね。
ざっくりと、6月もとってきて、調整できない分は7月から12月で調整という感じでしょうか。扶養者がいる人は結構まとまったお金が7月以降に調整される場合がありますので、決して自分の給与が高くなった??と錯覚しないようにしましょう。
以下はうさ美ちゃん独身のシミレーションです。数字は概算、いつ定額減税の4万円が返ってくるかを表しています。 会社の給与担当の人が計算しくれて、毎月の給料天引き額から差し引いてくれます。
通常 |
2024年 6月 |
2024年 7月以降 |
Note | |
月給 | 38万円 | 38万円 | 38万円 | |
社会保険 | 5.6万円 | 5.6万円 | 5.6万円 | |
所得税 | 9,000円 | 0円 | 0円 | 3万円に到達するまで0 |
住民税 | 1.8万円 | 0円 | 1.872万円 | 6月にゼロ7月以降に調整 |
手取り | 29.7万円 | 32.4万円 | 30.53万円 | |
vs. 通常 | +2.7万円 | +0.82万円 |
所得税と住民税ともに2024年の6月の給与から減税分4万円が差し引かれます。
うさ美は所得税は毎月の天引きで9千円払っていますが、6月の納税はゼロで3万円に到達するまで3.3ヶ月所得税の天引きはゼロです。
一方住民税は毎月給与天引きで1.8万円差し引かれていますが、6月が徴収がゼロになります。定額減税は1万円なので、うさ美ちゃんの場合は逆に8千円もらい過ぎてしまったので、翌月から11ヶ月にかけて、もらい過ぎた8千円を返していきます。
まとめ
以上、お金の勉強って楽しい!|知らないと損する: もうすぐスタート「定額減税」 をお伝えしました。
2024年6月スタート、定額減税について以下のことを勉強しました。
- 定額減税って何? なぜ始まるの?
- 対象期間はいつなの?
- 対象者は誰?
- いつ払い戻しなの? 実例で紹介!
結論、定額減税4万円もらえる人は、6月の給与から4万円引っこ抜いて預金や投資に回しましょう!
しつこい力💪は人生を切り開く! お金の勉強を続けることで、自分のお金に関心をもっと持って、自分の資産が守れる力がつきます。お金の勉強一緒に頑張りましょう!
ぺりでした!