葉山在住のぺりぺりです。私は外資系企業でファイナンスとして20年間仕事をしてきました。その間財務諸表の読めない、会計の基礎知識がない従業員がたくさんいる事に驚きました。
全ての社会人は今すぐ簿記3級を取ることから始めてほしいです。絶対に損はないです。トクしかありません。
財務諸表を読め、会計知識がある人の発言には説得力が宿ります。会社である程度のポジションを手に入れたければ、会計知識は必須です。自分でビジネスやフリーランスをやっている人にとっては更に必要な知識です。
そして会計の知識は会社だけではなく自身のお金、資産を増やす助けにもなります。
全ての社会人は今すぐ簿記3級を取りましょう。勉強期間は1日3時間、1ヶ月ちょっとで取ることができます。
簿記とは
簿記は全てのビジネスで使われている共通言語です。大きな大企業も小さなカフェでも簿記を使い会社の決算書、財務諸表を作っています。簿記は会社におけるお金の流れを記録するためのツールです。
簿記試験は簿記についての知識が試され、その中でも簿記3級は入門編で、基礎知識を習得する為には絶好の資格といえます。
簿記3級を取得できると、一般的な財務諸表が読めるようになります。
会社に入りどこの部署に配属されても、会社のお金、利益にまつわる話題が様々な場面で飛び交っています。簿記の知識、会計知識がゼロであればその会話に加わること、理解することすら難しいでしょう。
会社員には簿記3級が必要不可欠な資格です。
簿記3級を学ぶメリット
簿記を学ぶメリットは以下です。ちなみにデメリットはありません☺️
- 仕事に役立つ
- 転職に役立つ
- 自分の資産形成に役立つ
いいことづくめです。順番に見ていきます。
仕事に役立つ
簿記3級に合格できれば、会社の財務諸表からお金の流れを読み解き、会社の利益を増やすのに貢献するのに必要な知識を得ることができます。
会社は利益を作るために存在しています。利益は売り上げから費用を引いた残った部分になります。社員は会社の利益を作り上げるために貢献をしないと評価されません。
簿記3級がわかっていれば、会社がどういう仕組みで利益を稼いでいるのか、そこにどう自分が貢献できるのかを読み解くことができ、利益を出す活動に貢献しやすくなります。
例えば以下の営業がいたとします。
Aさん:売り上げを100万円稼ぎました。原価が高い製品を売り、売上を上げるための配送費や副資材も無駄に使い、取引先への交際費も使いまくっていて、残りの利益は10万円にしかなりませんでした。
Bさん:売り上げは70万円、減価が低い製品を売って、変動費も固定費も抑え、利益は50万円残りました。
Aさん、Bさんどちらが評価されるでしょうか。答えは明白でBさんですよね。
簿記3級の知識はどう財務諸表が作られるのか、どう読み解けばいいのかの知識を獲得し、会社の利益に貢献しやすくなります。
転職に役立つ
転職の際は、自分が将来を委ねようとしている会社の財務諸表を見て企業研究をする必要があります。
この会社は儲かっているのか、他の競合他社と比べてイケているのか、どこにお金を使って何を伸ばそうとしているのか、将来倒産する可能性はないのかを、財務諸表を見て紐解きます。
財務的に安定していない会社に入ると、給与は上がらないし、自分が関わっている案件はお金がないので通らない、新しい投資もないのでどんどん業績が悪くなってっくる、と悪循環に陥ります。
なるべく現金が潤沢にあり、利益が出ていて、成長し続けている企業に入ったほうが一般的には良いです。
簿記の知識を持って転職活動に臨めれば、外見は派手でかっこいい企業でも、お金を使いまくっていて利益は赤字、現金も底をついているような沈没しかけている企業に入るリスクを減らせます。
自分の資産形成に役立つ
簿記の知識は自分の資産形成にも大いに役立ちます。
みなさん自分の家計の損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)を作成して資産状況を把握していますか?
PLでは1年間での売り上げがいくらで、費用はいくらで、いくらの利益が稼げたかを見れます。BSでは現在ある資産、負債はいくらあるのかが把握できます。
売り上げはサラリーマンであればお給料、費用は生活費、買い物代、税金などです。資産は通常の家庭であれば銀行貯蓄額、株などの証券資産、持ち家などです。負債は住宅ローンなどです。
これらを把握していないと自分の資産状況が全くわかっていないという事になりますし、将来の目標を、いつ、どのように到達できるかの見込みも立てられません。
簿記3級を勉強すれば、自分のPL・BSが作成できるようになり、自分の資産の状況、将来の目標が建てられるようになります。
簿記3級は例えるのであれば、一般の人がカーナビを手にして現在地を確認するようなものです。目的地(目標)に行き着く道標になります。
いますぐカーナビを装備しましょう。
勉強時間
簿記3級は80時間〜100時間の勉強時間の確保が一般的に必要と言われています。社会人であれば、3時間ずつ勉強すれば34日程で到達します。
難易度はそこまで高くないです。70%の正解率を取れば合格です。合格率は40−50%くらいで推移しています。(出典:商工会議所データ)
合格率だけ見ると難しい試験と感じるかもしれませんが、簿記3級は高校生や、準備もしないで受けてしまう受験者が多いという側面があるようです。難易度は決して高くありません。
おすすめ勉強方法
簿記3級を勉強するのであれば、通信教育がおすすめです。特にクレアール簿記検定コースが良いです。
簿記3級はそこまで難しい資格ではありませんが、独学はおすすめしません。初めての人はつまづきやすいです。専門用語や特殊な考え方があり、初心者では脱落者が増える、余計なところで迷ってしまいます。
通信教育は最短の合格へのカリキュラムが研究されていて、生徒を途中で諦めさせない仕掛けがふんだんに用意されています。
クレアールは、コスパが非常に高いです。簿記3級コースは通常価格は16000円のようですが、キャンペーンをやっていて1万円前後で受けられる時が多いです。
優秀な講師も揃っていて、講座も充実しています。
クレアール以外にも資格のTACなど有名どころを選んでおけば間違い無いとです。
まとめ
以上、簿記3級を全ての会社員に薦める理由をお伝えしました。
簿記3級メリットは以下です。
- 仕事に役立つ
- 転職に役立つ
- 自分の資産形成に役立つ
デメリットはありませんが、あえて言うのであれば簿記3級は一般常識の範疇と捉えられていて、この資格を取ったからといって会社での評価が劇的に上がるというような資格ではありません。
が、確実に人生に役立ちます。
しつこい力💪は人生を切り開く。資格試験をうまく利用して自分の知識レベルを上げていき、より良い人生にしましょう。
ぺりぺりでした!