葉山在住ぺりぺりです。両親がリタイア後に長野県の白馬に移住してはや15年ほど経ちます。白馬の冬は薪ストーブが欠かせません。 外を歩いていても煙突がついている家が多いです。
葉山で薪ストーブを使っていますが、2週間に1度使うか使わないかです。 薪ストーブは温めるためではなく、炎を見て楽しむために使っていますが、白馬では生活必需品です。
今回はリタイアした父が、大変な努力を投じて薪を無料で集めているのでその方法を共有します。 キコリのような生活をしている父は、長野のりんご農家から木をもらってくるのですが、買う以上に大変な努力をしています。
正直買ったほうがいいのではと思うほどの重労働です。
無料の薪の集め方
無料で薪を集めるために父は大変な努力をしています。長野のりんごの農家が、りんごが取れた後の古い木が出ると1年に一度父に連絡をしてきます。
父がチェーンソーを持って、りんごの木を自ら伐採して車で運べる大きさにして、車で往復6、7回に分けて自家用車日産X -Trayで木を運びます。
りんごの木を無料でもらえる権利を父は白馬の友達から引き継ぎました。不要な木を切って、タイムリーに撤去するのが農家からの条件です。 世の中コネが大切です。
りんごの農家は、どちらかというと父のことを掃除屋さんとしか思っていないようで、早く木を片付けてくれ、と急かすそうです。もらいたい人は沢山いるのよ、という感じなのでしょう。
木は相当重く、一連の労働は過酷です。たった一人で長野の農家から木を白馬まで運び、おろして積み上げます。 更にチェーンソーで切った大きな木をストーブに入るように細かくしないといけません。
中古の薪割り機をメルカリで買ったみたいですが、薪割り機も力が必要ですし、変な形の木は切れないので、その場合斧で切る必要があります。
そして切った木を積み上げて1−2年乾燥させる必要があります。この積み上げられた薪を見ると父の努力の結晶のようで、涙が出てきます。高齢の父にとっては過酷な労働です。
おそらく数年でキコリからもリタイアせざるおえないでしょう。
白馬_他の家の薪事情
白馬のうち以外の家を見ていると、綺麗な薪が整然と並べられているお家が大半です。 業者から薪をトラックで庭先まで運んでもらいます。
そこからは薪割り機で小さく切る必要があり、それはそれで大変そうですが、明らかに父の薪にかかる労力よりも少なく済みます。
しかも薪が綺麗です。うちの薪とえらい違いです。
父の努力にはいつも脱帽させられますし、感謝します。 が、もうそろそろマキは買ったほうがいいと真剣に思います。
まとめ
白馬の厳しい冬に必需品の薪ストーブの薪。 大変な努力をかければ無料で仕入れることも可能ですが、多くの人が買う選択をするのはその努力ができないからです。
自分も将来白馬に住めば、絶対に薪は買います。
しつこい力💪は人生を切り開く。しつこい力は父から受け継いています。 ただ父の偉大さには私はまだ足元にも及びません。 私も更に父を見習って精進していきます。
ぺりぺりでした!