葉山のぺりです! 大手外資系企業で20年間お仕事をしてきました。
サラリーマンの皆さん〜、自分が一体いくら住民税を払っているか把握していますか? 多くのみんなが知らないと思います。 なぜなら会社が皆さんの給与から天引きして、納付してくれるからです。
意識していない間に、住民税はかなりの額を取られています。年収500万ほどの独身サラリーマンは24万円ほど納付しています。結構な額ですよね。
のほほんと暮らしていると高い税金をただただ払い続けることになります。是非お金の勉強をして自分の大切なお金を守れるようになりましょう。
今回の記事では、住民税について解説します。
自分のお金を守るために住民税の勉強をしよう!
住民税について以下の項目で勉強していきましょう
- 住民税ってそもそも何?
- 住民税の種類は2つ (個人住民税と法人住民税)
- 個人住民税の種類2つ(均等割と所得割)
- どうやって支払うの?計算期間、支払い期間と支払い方法
- ふるさと納税を使って住民税をお得にしよう!
うさP概算の住民税
うさP は30代で給与所得が500万円、だいたい年間24万円の住民税を支払っているんだよ。
住民税ってそもそも何?
住民税は市町村や都道府県に支払う税金で、公的サービス、例えば教育、福祉、消防、救急、あとごみ処理など、私たちの生活や身近な行政サービスに対して、その地域に住む人たちが広く負担して分かち合う、地域社会の会費のようなものです。
これを払わないと、まちがごみだらけになったり、火事が起こっても消防署の人が来てくれなかったり、急病になっても救急車が来てくれません。
具体的サービスに対しての支払いなのでわかりやすいですよね。
住民税の種類は2つ (個人住民税と法人住民税)
住民税には2つの種類、個人住民税と法人住民税があります。サラリーマンには個人住民税のみ関係があり、今回は個人住民税についてお話ししていきます。
法人住民税は、法人の事務所等が所在する都道府県及び市町村がそれぞれ法人に課税します。
個人住民税の種類2つ(均等割と所得割)
個人住民税の中にも2つの種類があります。均等割と、所得割です。
均等割は住む地域で多少違うのですが、だいたい年間5,000円です。1億円稼いでる人も 300万稼いでいるひとも同じ額です。町内会費のようなものですね。
所得割は、所得金額の10%です。この10%の税率も住む地域で多少違いますが、気にする必要のない程度の差です。
税金がかかる所得金額は 所得金額 = 年収 ー 経費 ー 税額控除 で計算します。
サラリーマンは経費がないので、給与所得控除というのが計算されて引かれます。みなし経費みたいなものですね。
税額控除は色々あるのですが、基礎控除、社会保障の支払い分、生命保険控除、雇用保険などになります。その分がマイナスされて、10%をかける所得金額になります。
うさPの場合は以下でした。
計算期間、支払い期間と支払い方法
住民税は前年の所得に対して計算されます。これが悪の根源です。
よく聞く悲劇が、新卒のサラリーマンは前年の収入がゼロなので、住民税は1年目ゼロですが2年目から大きな額が天引きされるので、2年目の給与の低さに驚くという話があります。
脱サラサラリーマンにも悲劇があります。新卒1年目と反対のことが起こります。収入はゼロなのに、大きく住民税の支払いを課せられます。
住民税は前年の1月から12月までの1年間の所得をもとに計算され、翌年の6月から翌々年の5月の間に支払うしくみになっています。
例えば2024年は、2023年の1−12月の課税所得に対して住民税を納めます。
支払い方法は、特別徴収と普通徴収の2つあります。
サラリーマンは通常は特別徴収で、勤め先の会社が毎月の給与から天引きします。ちなみに所得税の天引き制度を源泉徴収と言って、住民税の天引きは特別徴収といいます。
普通徴収は自分で住民税を収める方法です。確定申告をした後に、6月ごろ納税通知書が送られてきて、年間額の一括払いか、4回に分けて分納できます。
ふるさと納税を使って住民税をお得にしよう!
サラリーマンは経費が使えないので、住民税を安くするのには限界がありますが、ふるさと納税をお得に使う方法があります。
ふるさと納税は直接の節税効果はないですが、返礼品をもらって節約ができます。
ふるさと納税は、払う税金は一緒だけれども、2千円の自己負担で寄付額の30%くらいの返礼品をもらえるという制度です。
寄付を行い、その寄付額が住民税等で返ってきます。
10万円ふるさと納税をすると2千円の負担で、3万円の返礼品がもらえるというイメージです。この返礼品を生活必需品でもらえれば、3万円実質節約できるということです。
ふるさと納税のキャッシュの流れ
ふるさと納税は、寄付するタイミングと、寄付額が返ってくるタイミングにギャップがあります。払い込むタイミングと、戻ってくるのが長い時には1年半くらい開きます。例えば1月にふるさと納税をするとその時お金が出ていき、翌年の6月にお金が返ってくるというキャッシュの流れになります。
ふるさと納税を行える期間は、当年の1−12月です。給与の額によって、寄付の上限が計算されます。
例えば10万円 2024年にふるさと納税すると、10万円は今年マイナスになります。
そして返礼品の配送は物によりますがだいたいすぐ発送されてきます。ネット通販で購入するイメージです。
しかし、寄付をして満足していると寄付金額が返ってきません。お金を返してもらう手続きが必要です。
確定申告か、ワンストップ特例制度で控除を受ける為の手続きを年末年始にかけて行い、所得税は住民税で翌年の6月ごろに98,000円(10万ー2千円)が返ってくるという流れになっています。
税金の額は変わらないですが、年度をまたいでの返金になります。
るんるんでふるさと納税を行い返礼品をもらってそのままにしていると、大赤字になります。必ず控除を受ける手続き、確定申告 or ワンストップ特例制度を行なって、翌年の住民税、所得税が安くなっていることを確認しましょう。
ちなみに確定申告をすると所得税と住民税が控除され、ワンストップで行うと住民税が控除される仕組みですが、両方控除額は変わりません。サラリーマンの方はワンストップ制度を使うと、すごく簡単です。
詳しくはふるさと納税の記事を参考にしてください。
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まとめ
以上、みんな大好きお金の話|住民税の勉強をしよう! をお伝えしました。
住民税について以下のことを勉強しました。
- 住民税ってそもそも何?
- 住民税の種類は2つ (個人住民税と法人住民税)
- 個人住民税の種類2つ(均等割と所得割)
- 計算期間、支払い期間と支払い方法
- ふるさと納税を使って住民税を安くしよう!
しつこい力💪は人生を切り開く。いくら自分が税金、社会保険を納めているかわからないサラリーマンのみんなは、ちょっと意識することによって、自分のお金を守る行動ができるはずです。一緒に勉強を続けていきましょう!
ぺりでした!