葉山のぺりです! 大手外資系企業ファイナンスで20年間お仕事をしてきました。
日本の低金利時代は続いています。 NISAなどの投資を始めている人も多いのではないでしょうか。
その中でリスクを取るのが怖いので一見安全そうに見える『外貨預金』を考える人多いです。 だけど、ちょっと待ってください!外貨預金は色々リスクが隠れていて割に合わない場合があります。
銀行からの案内についポチッと外貨預金を始めないでください!!
今回の記事は外貨預金のリスクについてみていきます。
のほほんと暮らしていると高い税金、手数料、社会保険をただ払い続けることになります。それより知ることによって、搾取される人からコントロールできる人になりませんか? その為に一緒に勉強していきましょう!
自分のお金を守るために「外貨預金」の勉強をしよう!
- 銀行手数料が高い
- 利息に20%の税金がかかる
- 為替リスクがつきまとう
- 1000万円の保護がない
- リスクの割には儲からない可能性大
それでは詳しく見ていきましょう!
銀行の手数料が高い
一般的な外貨預金は日本の銀行に日本円でお金を預けて日本の銀行が海外の銀行にあなたに代わって外貨で預金をして、利息をあなたに支払うというシステムです。 日本の銀行はこの外貨預金を売ることで2つの儲けを得ます。
- あなたから”為替手数料”という日本円から外貨、外貨から日本円に両替するための手数料
- 外国に預金して実際に受け取る金利と、あなたに支払う金利の差額を儲けとして受け取る
日本の銀行はダブルで美味しいというわけです。
為替手数料
我々が外貨預金をするときに為替手数料は最低2回かかります。外貨預金を始める際に日本円を外貨にする時(行き)と、外貨預金を解約して円を受け取る時(帰り)です。
大手銀行窓口では為替手数料は1ドルあたり片道1円です。往復で2円になります。1ドル100円計算で往復2%分です。
為替手数料はネット銀行の出現で大分安くなってきていますがそれでも1ドルあたり25銭です。1ドル100円換算で0.25%です。行き帰りで0.5%です。
10,000円外貨預金をすると手数料が2%(大手窓口)で200円かかり、始める前から9,800円になってしまいます。
金利差益
銀行はあなたから預かったお金を外国の銀行に預金し金利を受け取ります。アメリカであれば定額貯金やネット銀行などの利息は最大4%くらいになるそうです。
仮に日本の銀行が3%受け取ったとして、あなたが受け取る金利が1%だとすると、2%の儲けが日本の銀行に残ることになります。
利息に20%の税金がかかる
せっかく外貨預金で稼いだ利息には日本国内で税金がかかります。約20%かかるんです。
- これは日本円で普通に預金をしていても利息には同じ税率がかかります。
- 1万円預金して外貨預金金利が1%だとすると1年で 百円の利息がもらえますが、20円は税金で持ってかれて80円しか手元に残らないことになります。
為替リスクがつきまとう
円で預金したとしても外貨建て預金なので、為替のリスクが伴います。円で払ったから1万円は1万円で、利息分だけプラスしてかえってくるのではなく、為替変動のリスクも負わないといけないのです。
よく外国為替商品、FX(エフェっくす)投資は危ない!と言われています。為替リスクを被るから一種のギャンブルと見られています。 外国預金も同じと言えます。 反対に為替変動によって円安に進めば儲かるかもしれませんがそれは誰にも予測できません。
銀行の1000万円の補償がない
日本の銀行に預金をして万が一銀行が潰れた時に1000万円までなら補償される制度を、預金保険制度と言います。 この制度が外貨預金には適応されません。 つまり元本は1円も補償されないということになります。
リスクの割には儲からない可能性が高い
以上見てきたように、手数料がかかる、税金がかかる、為替の変動、そして元本が補償されないリスクがあります。
その割にはリターンが少ないです。
銀行の宣伝文句を見ると7日間で年利4%、14日間で2%などと日本の低金利とは比べ物にならないくらいの大きい儲けが出るように宣伝されていますが、7日で例え年利10%だったとしても7日間だけの金利はたったの0.2%になります。
まとめ
以上、お金の勉強って楽しい!|危ない!低金利日本〜外貨預金って儲かる?やめときましょう をお伝えしました。 以下外貨預金のリスクについて学びました。
- 銀行手数料が高い
- 利息に20%の税金がかかる
- 為替リスクがつきまとう
- 1000万円の保護がない
- リスクの割には儲からない可能性大
しつこい力💪は人生を切り開く。お金の勉強を続けることで、自分のお金に関心を持って、資産を守れる力をつけましょう!
お金の勉強一緒に頑張っていきましょう!
ぺりでした!